FOMCとは?2018年の日程やメンバー、FXとの関係をわかりやすく解説


FOMCとは、連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee)という米国の金融政策を決める会合のこと。この記事では、FXや株にも大きな影響を与えるFOMCの詳細やメンバー、開催日時について解説します。あなたが株やFXの取引きをしているなら、この記事すべてを記憶する必要はないにしても、せめて日程だけは把握しておくことを強くおすすめします。

1.FOMCとは|意味や読み方やをわかりやすく教えます


この章では、FOMCの詳細や、メンバーや日程ついて解説。また、FOMC議事録がどこで見られるのかについても紹介します。

1-1.FOMCとは|FXに影響する重要イベント

FOMCとは、連邦公開市場委員会(Federal Open Market Committee)という米国の金融政策を決める会合のことを指しています。読み方はアルファベットをそのまま、「えふ おー えむ しー」と読みます。あるいは「ふぉむしー」と呼ぶこともあります。FOMCは、年に8回開催されます。
今の米国の景気は上向きなのか、下向きなのかを判断し、その分析によって政策金利(FF金利)の上げ下げなどを決定しています。テレビニュースなどでもよく出てるくるアメリカの利上げとは、FOMCで決めるこの政策金利のことです。
米国の景気判断や政策金利の変動は、世界経済に影響を及ぼしますから、日本をはじめとした各国の為替レートや株式などにも影響を与えます。ですから、FOMCの景気判断や発言などには世界中の人々が注目しているのです。

1-2.FOMC議事録と2018 年のFRBメンバーを紹介

FOMCはFRB(連邦準備制度理事会)のメンバーで実施されています。議長と副議長を含む7名の理事と5名の地区連銀総裁の合計12名が投票して政策金利などの方針を決めます。
メンバーはここで紹介しようと思いましたが、現在流動的なのでFRBの以下のホームページで確認してみてください。

※FRBメンバー

政策を決めるときに景気を重視しているなら「ハト派」、物価を重視して判断するなら「タカ派」、どちらもバランスよく見ているなら「中立」と判断されています。ですから、ハト派やタカ派のメンバーの比率などで政策の方向も変わってきます。

FOMC議事録は、FRBホームページのプレスリリースの欄で公表されています。議事録以外のニュースも掲載されていますが、FOMCが行われた日付から探すとすぐに見つかります。

※FRBプレスリリース

1-3.FOMCとはいつ行われるのか|日程や時間を紹介

2018年のFOMCはいつ行われるのでしょうか。ここではその日程を紹介します。

1月30日~1月31日にかけて実施
1月31日午後2時(日本時間の2月1日午前4時)に声明発表

3月20~3月21日にかけて実施
3月21日午後2時(日本時間の3月22日午前3時)に声明発表

5月1日~5月2日にかけて実施
5月2日目午後2時(日本時間5月3日午前3時)に声明発表

6月12~6月13日にかけて実施
6月13日午後2時(日本時間の6月14日午前3時)に声明発表

7月31日~8月1日にかけて実施
8月1日午後2時(日本時間8月2日午前3時)に声明発表

9月25~9月26日にかけて実施
9月26日午後2時(日本時間9月27日午前3時)に声明発表

11月7日~11月8日にかけて実施
11月8日午後2時(日本時間11月9日午前4時)に声明発表

12月18~12月19日にかけて実施
12月19日午後2時(日本時間12月20日午前4時)に声明発表

2.FOMCの利上げの影響|FXや株価、仮想通貨の動き


FOMCの決定でFXや株、仮想通貨はどんな影響を受けるのでしょうか。ここではその影響について解説します。

2-1.FOMCが為替レートに与える影響

先に述べたように、FOMCでは政策金利の上げるのか下げるのかの判断をしています。為替レートは金利が動かしていると言っても過言ではないほど関連性があります。ですから、この政策金利の上下によってFXの取引にも大きな影響を与えているのです。

では、どういうときに最も影響があるのでしょうか? それはあらかじめ市場関係者が出している予想と、実際にFOMCでの決定が食い違ったときに、大きな影響を与えるのです。例えば、市場関係者が利上げは確実だと考えてそのような予想値が出ているときに、いざFOMCの発表が利上げは見送るとなった場合、例えばドル・円などは一気に円高方向に値が飛ぶいったことが起こりえます。FOMCが政策金利を引き上げると、ドル円は基本的には円安方向に動きます。

2-2.FOMCは株価にも影響する

上記でFOMCの決定が、為替レートに影響を与えるということを説明しましたが、株式相場にも同じような影響を与えます。特に米国株式に影響を与えるのは当然ですが、日本株も大きな影響を受けます。最近は若干薄れていますが、日本株とドル円の相関性は多くの人が認めるところですし、日本の景気は米国の景気に左右されていることは疑いの余地はないでしょう。

例えば事前の市場予想が0.25%の利上げだった時に、FOMCの決定が0.5%の利上げであれば、米国の株式はもちろん、日本の株式も大きく窓開け(値が飛んでチャート上に空白ができること)なども伴い一気に値が動くはずです。基本的にFOMCで利上げが決定されれば、株式市場には不利に働きます。

2-3.仮想通貨もFOMCの影響から逃れられない

仮想通貨はまだ歴史が浅く、今後の予測は難しいのが現状ですが、ここではあくまでこれまでの経緯からのみ傾向を解説します。ビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨の過去のFOMCで利上げが発表されると、株と同じ方向に動くことが多いです。つまり、利上げ方向なら仮想通貨には不利に働き、利下げ方向なら有利に働くと考えられます。

3.おわりに|FOMCの予想は難しいがスケジュールは把握


FOMCでどんな決定がなされるかを予測するのは、相当難しい課題です。けれどハト派やタカ派の比率や、これまでの経緯を見ると今回どんな決定がなされるかの大まかな流れは見えてきます。けれど仮に予測できたとしても過信は禁物です。実際のFXの取引きでも同じですが、自分の予測が外れても常に対処できるように、ポジションを取るのが基本です。

FOMC前後は、ポジションを取らないというのも正しい選択の一つです。積極的にポジションを取る、あるいは取らないというのはあなたの自由ですが、FOMCのスケジュール把握だけはしておいてください。FOMCが開催されることを知らずに、翌朝起きてみたら大損なんてことがないようにくれぐれも注意してください。