逆指値とは|FXや株での逆指値のやり方や指値との違い、効果的な使い方


逆指値とは、FXや株などでの注文方法の一つです。たとえば株の取引なら、「株価が200円以下になれば売り」「500円以上になれば買い」といった注文のこと。主に損切りの設定で有効に機能する逆指値は、昼間に相場を見られないサラリーマンなどには特に便利な注文方法です。また、価格の上下動に惑わされることなく、取引を完了できることもメリットになるでしょう。

この記事では、逆指値のやさしい説明や、逆指値との違い、設定方法について解説。また、逆指値の有効な使い方についても、紹介していきますので、ぜひこの記事で、逆指値をよく理解してください。

1.逆指値とは? FXや株で使える注文方法


この章では、逆指値の意味や、どうやって逆指値を設定すればいいかを解説します。また、指値もよく使われる注文方法ですが、指値と逆指値では、何が違うのかについても説明していきます。

1-1.逆指値とは? 意味や読み方、英語名を解説

逆指値とは、はじめに紹介したように、指定した価格以下あるいは以下で、それぞれ売りと買いを出す注文方法です。ちなみに読み方は、「ぎゃくさしね」です。

この価格以下になったら売りの指示を出すことを逆指値売りと呼びます。反対に、この価格以上になったら買いの指示を出すことを逆指値買いと呼びます。英語にすると、逆指値買いの場合は、「Buy Stop」。逆指値売りのことは、」「Sell Stop」となります。

1-2.指値と逆指値の違い

指値と逆指値、どちらも価格を指定して注文を出しますが、両者は何が違うのでしょうか。この違いの理解が間違えていると、せっかくのチャンスをみすみす潰してしまうことにもなりかねませんので、しっかりチェックしておきましょう。

上記で逆指値の説明として、株の取引を例に出しました。「株価が200円以下になれば売り」「500円以上になれば買い」といった注文を出すのが逆指値ですね。

では、指値の場合はどうなるでしょう。指値は「株価が200円以下になれば買い」、「500円以上になれば売り」という指定をする注文方法です。つまり逆指値とはある条件下になったときに、売るのか買うのかということが逆になっているのです。

以下の記事で指値注文や成行注文について解説しているので、この記事とあわせてぜひ読んでみてください。指値や成行注文だけでなく、逆指値注文の理解も深まると思います。

成行注文とは|指値注文との違いや意味や読み方、株やFXで有効な使い方

2.逆指値の上手な使い方


この章では、具体的に逆指値をどうつかっていけばいいかということについて解説していきます。知識は持っていただけでは、役立ちません。それを自分で考え応用してこそ、意味があるものです。

2-1.逆指値を損切りに使う

逆指値の有効な使い方として、最もポピュラーなのが損切りの設定に使うということです。例を挙げると、この価格まで下落したら相場が下降トレンドに入るといったポイントや、ここを越えたらダブルボトムや逆三尊が成立するといった価格より少し下に、逆指値で注文を入れておくといいでしょう。

ここまでは下がらない、あるいは上がらないだろうというポイントは現実的な価格ではなくてもかまいません。保険のためにいちおう入れておくという感覚です。相場は何が起こるかわかりません。一夜にして急落したり急上昇したりする確率もゼロではないのです。そんな予想外の値動きをされるとかなりの損失になることは避けられませんが、逆指値を入れておけば少なくとも資金がゼロになるような事態は防げます。

また、逆指値はメンタルが弱くて損切りができないという人にも有効です。あらかじめ、損切りポイントを決めておいて、逆指値で自動的に注文してもらうのです。とはいえ、損切りの意味が理解できていなければ、逆指値を用いたとしても設定を意図的に外したりして、なかなか損切りできないのが現実です。もしあなたが損切りに抵抗があり、投資成績もいまいちパッとしない状態なら、以下の記事を読んでみることをおすすめします。ちょっとした考え方を取り入れるだけで、大きくブレイクする人もいたりします。

損切りとは?本当の意味や株・FXでの目安やタイミング、ルール設定を解説

2-2.逆指値をトレイリング・ストップに使う

トレイリング・ストップとは、相場の価格変動に対応して損切りラインを変えていくことです。価格が上昇すれば、その値動きに合わせて損切ラインを引き上げて、反対に価格が下落すれば損切りラインを引き下げていくようなイメージです。私はこのトレイリング・ストップに逆指値を使っています。

取引会社によっては、このトレイリング・ストップを自動で行ってくれるトレール注文という注文方法で取引することもできます。しかし、損切りラインはその都度自分で決めたほうが経験上良い結果が出ます。ですから、相場の状況が変化すれば、現在出している逆指値注文をとりやめて、あらたに逆指値注文を出すということを繰り返しています。

面倒でもこれが一番、しっくりきます。とはいえ、自動でやってくれるトレール注文を否定するわけではありません。自動でやってくれたほうが、成果が出るという人も中にはいるでしょう。少額でいろいろ試してみて、自分に合った注文方法を探してみてください。

3.おわりに|逆指値付通常注文|逆指値と指値を同時に


証券会社やFX会社などの取引会社によっては、いろいろと便利で複雑な注文方法があります。上記で紹介したトレール注文もそうですし、逆指値付通常注文などもあります。

逆指値付通常注文は、ツイン・W指値と言われる注文方法です。逆指値付通常注文は、指値注文が成立せずに相場が想定と逆の方向に向かった場合、注文が訂正されて逆指値注文が出されるといったイメージです。株を例にすると、1株の現在価格が200円の株を利益確定しようとした場合、意図に反して下がっていくケースもあり得ます。そんな時250になれば、指値で利益確定をして、150円になれば逆指値で損切を執行する注文の出し方が逆指値付通常注文です。

しかし、あなたがまだ初心者なら、あまり複雑な注文方法を覚える必要はありません。まずは、成行を中心として、指値、逆指値を使えれば十分です。

単純な注文方法で、相場の値動きを肌感覚で身につけていくことを意識してみましょう。複雑な注文方法を先に覚えると、こうした感覚をなかなか身につけにくいものだからです。くれぐれも意識してほしいことは、複雑な注文方法を覚えたところで、相場の技術が上達するわけではないということです。