為替とは何ですか?|意味や歴史、FXとの関係が初心者でも簡単にわかる!


為替(かわせ)とは、簡単にいえばお金以外の方法で、商品などの決済を実施できる仕組みのことを表しています。例を挙げると、アメリカから商品を輸入する際に、本来なら円をドルに換えて支払わなければなりません。けれど、それでは煩わしいですよね。そこで、外国為替手形という手段を使うことにより、お金の換金をせずとも決済することができるようなっています。このように、お金以外ものでお金の代用をさせる仕組みの総称が為替という言葉なのです。

本文で詳しく説明しますが、為替は銀行や郵便局を介した取引でも使われます。為替振込や郵便為替という言葉を聞いたことがあるかもしれません。この記事では、為替という言葉のより詳しい意味や為替の歴史、為替を使って投資をするFXという制度についても紹介してきます。現在FXをされていて、外国為替の仕組みや、FXの取引とどう関係しているのか知りたい人も、この記事を読めばわかるようになっています。

1.為替とは|読み方から意味まで中学生でもわかる為替講座


為替は言葉は様々なジャンルに使用されます。この章を読めば、それぞれのジャンルで為替がどういう意味合いで使われているのかが整理できるでしょう。一度読めば一生役立つ知識になるので、ぜひ、気軽に読み進めてみてください。

1-1.為替とは何か|意味をわかりやすく説明

上記でも説明しましたが、為替とはお金以外のもので、決済するための仕組みの総称です。このお金以外ものが、為替手形や郵便為替です。この為替手形や郵便為替というのは、事実を証明する単なる文書のことです。こうした文書を使って、お金に換えたり、商品の支払いに使ったりすることができるわけです。

ちなみに為替を英語で言うとExchangeです。Exchangeは交換するという意味を持っています。

1-2.内国為替と外国為替取引

為替には、内国為替と外国為替取引があります。内国為替はその名の通り、日本国内での隔地者間の貸し借りの関係を、お金以外の証書などを用いて決済する仕組みのことです。ですから日本国内のみで通用するものです。

一方、外国為替取引は、2つの異なる通貨を交換する仕組みのことです。通貨取引とも呼ばれています。例えば、アメリカのドルと日本の円交換したり、ヨーロッパ圏のユーロと日本の円を交換したりなどです。日本の円を別の国の通貨に換えてもらう両替と何が違うのかというと、その行為はほとんど同じなのですが目的が違います。

両替は単に、自分の持っている日本のお金を同価値の異国のお金に換えてもらうことが目的です。外国為替取引は主に貿易などで代金を支払ったりする決済を目的としています。

もし外国のお金を両替しなければならないとなると、多額の現金を外国に輸送しなければなりません。輸送中に強奪されるリスクもありますし、どう見ても不合理ですよね。そこで、外国為替取引で比較的容易に決済などができるようにして、異国間でも安全・円滑に取引ができるようにしているのです。

1-3.郵便局でも銀行でも使われる為替振込

この項で、内国為替について、簡単に説明しておきましょう。国内のみで実施している内国為替には、為替手形、銀行振込、小切手があります。

為替手形というのは、他人に対して支払いを約束した文書のことです。多くの場合支払日を指定して発行します。

意外かもしれませんが、銀行振込も内国為替の一つです。ある銀行から別の銀行の口座に対し為替取引を実施しています。考えてみれば当たり前ですよね。振込をしたからといって、いちいち現金を送っているわけではないのですから、そこには為替が存在します。

小切手は知っている人は知っているかもしれませんね。文書にサインをして銀行に持っていくことで現金に換えるシステムです。現金の盗難防止のために作り出されたシステムです。手形との違いは、支払い期限がないということです。

また、似た言葉でよく使われていたものに、郵便為替があります。これは郵便局のシステムを使って、現金を為替証書に換えて送付する方法です。郵政民営化に伴い郵便為替という名称はなくなり、ゆうちょ銀行が普通為替および定額小為替名称で同様のサービスを提供しています。

1-4.為替の由来と歴史|為替の起源は鎌倉時代?


為替の起源は、一説には、鎌倉時代に為え銭(かえせん)だといわれています。 「かえせん」だと読み方も「かわせ」になんとなく似ていますよね。為え銭というのは、裕福な造り酒屋などが年貢にあえぐ農民に、お金を貸し出していたことを指します。また、為替の語源は、「交わす(かわす)」という言葉がもとになったとされています。交わすという言葉には、「とりかえる」という意味もありますから、現代の為替取引の様と遠いイメージではありませんよね。

為替が本格的に発達したのは江戸時代です。徳川家康が江戸に城をかまえたことから、江戸では急激に消費が拡大しました。そこで、江戸の商人は、かつての中心だった大阪から大量の商品を仕入れていたのです。いまでこそ、新幹線や高速道路を使えば、東京と大阪は数時間で安全に行き来できます。しかし、江戸時代には、東京と大阪の間を、人間の足や馬などを使って行き来しなければなりません。しかも盗賊などもいて危険がいっぱいです。そんな長く危険な道を、お金を持って往来するのはとてもリスクが高いですよね。そこで考え出されたのが為替手形です。為替手形という当時の両替所でお金に変えられる文書を発行することにより、安全に代金などを支払えるようにしたのです。

為替の本質は現代でも変わりませんよね。基本的に距離が離れた二者の取引を安全にわずらわしさなく実施するための制度だということです。

2.為替相場とは|為替とFXの違いを説明


海外と取引する際に、重要になる為替相場とはどんなものなのか。また、その為替相場を使って投資する外貨預金やFXについて解説します。

2-1.為替相場(為替レート)とは|外国為替取引も解説

為替相場とは、2つの国の異なる通貨を交換するときの比率のことです。為替レートや通貨レートも為替相場と同じ意味で用いられています。

例を挙げると、アメリカと日本の通貨を交換するときは、「ドル/円」相場、ユーロ圏の国の通貨と日本の通貨を交換するときは「ユーロ/円」相場というふうに、各国の通貨ごとに交換する比率が決められています。この比率は、国や政府が勝手に決めるわけではなく、その国の通貨を買う人と売る人どれだけいるかで、日々決まっていきます。

通貨を買う人、売る人というのはどういうことかというと、たとえば、「ドル/円」で円をドルに換えたいとします。その際に、理論上は、円を売って、ドルを買うという2つのステップが存在します。ですから、円をドルに交換するということは、ドルを買ったということと同時に、円を売ったということにもなるのです。このような取引を外国為替取引と呼んでいます。

外国為替取引をするときの通貨の組み合わせを通貨ペアといいます。たとえばユーロとドルなら「ユーロ/ドル」と表記されます。先に表記された通貨をベース通貨と呼び、その通貨ペアを買うということは、ベース通貨を買うということになります。例を挙げると、「ユーロ/ドル」の通貨ペアを買うということは、ベース通貨であるユーロを買い、ドルを売るということになります。反対に、「ユーロ/ドル」の通貨ペアを売るということは、ドルを買い、ユーロを売るということになるのです。

世界各国では、色んな通貨が使われています。ですから、貿易などのお金がからむ国と国との取引には、この為替相場が需要な役割を担っているのです。

2-2.外貨預金とFX(外国為替証拠金取引)の違いとは

1998年4月に外為法という法律が改正されました。この法律の内容を簡単にいえば、これまでは、一部の金融機関でしか外国のお金を取引することはできませんでしたが、これが企業や個人でもできるようになったのです。

そこで、注目されたのが外貨預金です。日本国内の銀行に預けてもほとんど利息なんてありません。しかし海外の銀行に預ければ高い利息がもらえます。さらに、少額でも外国のお金を取引きできる、FX(外国為替証拠金取引)が国内でも認められ、外貨預金に代わって普及していきました。

FXと外貨預金の違いは、手数料がFXのほうが圧倒的に安いということが挙げられるでしょう。また、外貨預金の利息に相当する、FXのスワップポイントのほうが多くの場合利率が高いのも魅力です。

2-3.為替取引の時間帯

為替取引は、24時間眠らず世界中のあらゆる国で行われています。

FXにおける取引時間やその特徴については、以下の記事が詳しいです。もしあなたが、為替相場で投資をしたいと考えているなら、読んでみて損はないと思います。

FXの取引時間 と時間帯ごとの特徴|各国の市場の傾向とおすすめの取引時間

3.おわりに|投資についても知ろう!


いかがでしたでしょうか。これまで、ぼんやりしていた為替というものがはっきりとイメージできたのではないでしょうか。

このブログでは投資をテーマに書いています。けれど、投資をするにしても、それぞれの言葉が何を意味しているのか、はっきりとイメージできるということも、対象に投資する際に重要なことだと考えています。もし、この記事を読んで、投資にも興味を持たれたなら、ぜひ以下の記事にも目を通してみてください。投資を知って実際に行動するかどうかで、あなたの未来は恐らく変わってくるはずです。

投資とは何か|投資の本当の意味やデメリットを初心者にもわかりやすく解説